理系らしく(失敗)


QMA戦績
2-0-1-2 8-2(ドラゴン組)
魔力ポイント:3674 → 3625


決勝で理系マルセレ3自爆を見せ付けてきました。泣いていいですか?
凡ミス → うろ覚え線結び → うろ覚え順番当て
と自分的にやってはいけない3自爆だったのがまた酷い。
せっかく正解率が堅調に伸びてきていたのですが一気に落ちたなぁ…


遅れましたがこんばんわ。TORキナーゼだとかラパマイシンだとか
かつての自分の研究に関わる用語がQMAに出てきて驚きのみどりまるです。
これらの問題をみて熱くなってしまったので
せっかくなので、アバウトにだけど軽く生物講義でも打ってみます
噛み砕いた表現で書いてはみますが分かりにくかったらすいません(´・ω・`)
あと自分の知識の範囲内なんで間違ってる部分も多々あるかもしれませんw
面倒な人は文末付近の大意だけ読めばOKなんで気楽にどうぞ。




みどりまるの理系学問講座 第1回 


QMAの問題にて
「女王バチに成長するために必要と考えられている酵素(大意)」でTORキナーゼ、
「長寿効果があることが確認された免疫抑制剤(大意)」でラパマイシン
この2つが問題として出題された。
TORキナーゼとラパマイシンは関連が無さそうに見える出題ではあるが
実は深く関わりあう物質同士であるということを簡単に説明する。


生物は生命維持のために数多くのタンパク質を必要としており、
タンパク質の設計図がのった情報はDNAを介して子孫に伝達させていく。
DNAは次々に変化し、タンパク質を初めとした遺伝情報が環境に適応し、
少しずつ変化していくことで生物は進化していくのであるが、
重要なタンパク質は機能が変化すると都合が悪いのでその部分の変化は少ない。
そのため、生物間で構造・機能が類似したタンパク質が数多く存在する。


TORキナーゼはそのようにして長い間生物間で保存されたタンパク質の1つである。
TORキナーゼは Target Of Rapamycin kinase の略であり
ラパマイシンが存在するとき、ラパマイシンがTORキナーゼに作用する。
それにより、TORキナーゼの本来果たすべき機能が妨害されてしまうのだ。
例えばQMAで出題された女王バチの問題は、
女王バチ幼虫はラパマイシンを投与された環境で育つと、
不完全な女王バチ(働きバチに近い体つきを持つ)に成長したことから
TORキナーゼが女王バチへの成長に関わるのではないか?
(TORキナーゼを妨害すると女王バチへうまく成長できなくなる) 
という報告から生まれたものである。


備考:
・TORキナーゼは細胞分裂や栄養環境に応じた細胞の成長を制御するタンパク質といわれる。
・ラパマイシンの作用機構・免疫抑制メカニズムなどはさっぱり分かりませんw


大意(ぶっちゃけこれだけ読めばいいですw):
TORキナーゼ = Target Of Rapamycin kinase
と覚えると2つの関連性に沿って覚えれるから覚えやすい。
これで明日から君も理系パネル使いだ!




ぐだぐだ書いては消しで全然説明になっていないわけですががが。
だってーいちいち説明してたら凄まじい文字数になってしまうんだもの…
ちなみに私は生物の研究大嫌いな生命科学科でしたので
書いてる途中に嫌な事思い出し続けて軽くブルーになりました(´・ω・`)
だって理科の資料集とか科学雑誌を読むのと違って論文は英語なんだもん!
勢いで理系学問講座 第1回とか書いてしまったが第2回あるかは知りませんw