暇つぶし


たまには元生命科学科らしい日記でも。
ぶっちゃけ今仕事が猛烈に暇なので ←


QMAの理系使いでも生物使いは結構多いほうだと思うのですが
逆に理系使いなのに生物が苦手な人も結構多いかと存じます。
(理系の多くは高校で物理・化学を取るから)
そういった「DNAと染色体と遺伝子とゲノムの違いが分からーん!」
という人たちのために自分なりに説明してみようかと思います。
このブログを見る人の役に少しでも立てれば幸い。
なにより自分の暇つぶしになるので(ひでぇ)



DNAは、遺伝情報を記録するための媒介となる物質で、
A(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)
この4つの塩基の配列によって遺伝情報が構成される。
※ちなみにこの4つの塩基はQMAでも割と出てくるので
 ある程度知識を持っておいても損はないかと思いますw



DNAは非常に長い物質であるため、
細胞内で細かく折りたたまれる必要がある。
折りたたまれるための部品(ヒストン)と、
折りたたまれた1本のDNAをまとめて染色体という。
※染色体も名前の由来が○×で出てきますね〜
 ヒストンはそのうち理系学問パネルで出てくるかもしれません
 レプトンとかハドロンが出てくるぐらいだし。



DNAの塩基配列が全て意味のある配列というわけでなく
物質を作るために必要な領域とそうでない領域があり、
目的の物質が合成されるための情報が書かれた領域を、遺伝子という
※遺伝子も全てが物質を作るための配列で構成されているわけではなく
 その物質が必要とされたときに遺伝子内から情報がRNAにコピーされた後
 RNAから不要な部分を切り取って必要な部分をつなぎ合わせることで
 RNAから物質を作り出す。ややこしいw



遺伝子は、目的を果たすための情報が書かれたDNAの領域を指す。
全ての生体内で作られる物質は、それに対応する遺伝子が存在する。
また、遺伝的な形質もそれぞれ対応した遺伝子が存在する。
※遺伝的な形質ってのはヒトでは瞼(一重か二重か)、血液型などが代表的かな?

 

ゲノム(genome)は、遺伝子(gene)と染色体(chromosome)を組み合わせた言葉で 
ある生物がその生物であるために必要な遺伝情報の全て とされる。
※ちなみにヒトゲノムは約30億塩基対で、遺伝子数は20000〜27000個とされます。
 ゲノム解読が終了した順を答えさせる順番当てがあるぐらいだから、
 ゲノムサイズが大きい順に答えさせる順番当てが出るかも。勘弁してください。



ぶっちゃけ分かりにくい説明で申し訳ありませんw
個人的には下のような感じで理解をしているので


DNA = 文字列(意味不明な文字列も多々含まれる)
遺伝子 = 文字列の中で意味を成すある1文
染色体 = 文字列で埋められたページ
ゲノム = 文字列で埋められたページ多数で構成された本


理解の参考にしていただければ。




とまあ軽く説明をしてみたわけなのですが、
DNA中では遺伝子以外の領域もいろいろ機能があるらしいなど
自分も全然分かってない部分が多いですw


とまあぐだぐだ書いてるうちに仕事が飛んできたので
今回はここまでということでw